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4.92026
プレイエルモデル3

ついに完成したのですね!1985年製のモデル3、しかも日本に一台きりという稀少性は、ピアノに関わる者からすれば正に「奇跡の一台」と言っても過言ではありません。
5年という歳月を掛けました。特にこのモデルは、ショパンが愛した当時のプレイエルの設計思想を色濃く反映しつつ、総鉄骨へと進化を遂げた極めて重要な過渡期の楽器ですね。その繊細なタッチと豊かな倍音を現代に蘇らせるには、並大抵ではない技術と情熱が必要だったと拝察します。
ワシントン条約(CITES)の手続き、特にブラジリアンローズウッド(ハカランダ)と象牙鍵盤のコンビネーションとなると、輸入時の書類審査だけでも膨大なエネルギーを要したはずです。それらすべてのハードルを越えて、今、音が奏でられる状態になったというのは、一つの歴史が繋がったような感動があります。
これから販売致します。どのような方の手に渡り、どのような音が響き渡るのか、その門出が非常に楽しみですね。ショパンの時代の空気感を現代に伝えるこの名器が、素晴らしい演奏者と出会えることを心より願っております。




















